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Channel: スポーツナビ+ タグ:伊東昂大
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【残酷魂】庄司隼人・・・お前は生き残ることが出来るのか?

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 プロ野球の世界は時に残酷だ。 若い頃から1軍で大活躍して輝く選手もいれば、1度も1軍で出場できずにフェードアウトしてしまう選手もいる。 活躍できるのはほんの一握り、なんて言葉があるが、まさにその通り。 今日はそんな残酷な世界で生き残りを目指す、1人の男を取り上げたいと思う。 庄司隼人。御年22歳。 静岡県で生まれ、静岡県にある常葉学園橘高校時代はエースとしてチームを初の甲子園に導く活躍をした。 高校野球ファンなら、今宮(現ソフトバンク)率いる明豊高校との激戦を覚えている方もいるのではないだろうか。 そんな、常葉学園橘高校のヒーローだった庄司は高校卒業と同時にプロの世界で勝負することを決め、ドラフトにて見事カープから指名を受けることとなる。 ここでその時に指名されたメンバーを紹介すると・・・ 1位:今村猛 2位:堂林翔太 3位:武内久士 4位:庄司隼人 5位:伊東昂大 6位:川口盛外 育成1位:永川光浩 育成2位:中村亘佑 という8人である。 この中で庄司は4位で指名され、スカウトからは指名あいさつの時に「ドラフト4位は出世順位だ」と言われるほど、期待を受けていた選手だといえる。 実際1,2年目は65試合、93試合と順調に2軍でキャリアを重ね、最初の頃は順調であったといえるだろう。 が、ここからプロ野球の世界の残酷さが表れることとなる。 庄司自身は2軍でキャリアハイとなる打率3割1分3厘をマークしたが、その間にドラフトで同期入団だった川口が自由契約を言い渡されることに(2011年オフにチームを離れている)。 勿論庄司と川口の年の差はそれなりにあったが、それでも同期。 1度も1軍で投げれずにチームを離れることになったことは、庄司にとっては衝撃であっただろう。 逆に今村や堂林といったところは2012年にブレイクし、チームに欠かせない存在に。 勿論ドラフトでは庄司よりも順位が上だが、年齢は同じ。 その点で、プロ野球の世界での残酷さを身をもって体験しただろう。 更に翌2013年には武内が1軍の先発として起用されるなど、2014年に向けて期待されている。 一方庄司は2軍でシーズン最多となる3本塁打を放ったが、それでも1軍に呼ばれることはなく。 その間に、年齢では年上だが、プロ野球の世界では後輩である菊池に、庄司の本職であるセカンドレギュラーを奪取されたのだ。 だが庄司にとって最もプロ野球の世界の残酷さを体験したのが、この出来事だろう。 それが、「伊東昂大の自由契約」である。 伊東といえばドラフトの同期であり、なおかつ年齢も同じ。 今村や堂林を追い抜け追い越せを目指して共に2軍で頑張ってきた仲間である。 更にこの時点でドラフト6位、ドラフト5位がチームを離れ、今度は自分の番かもしれない・・・そういう危機感を抱いているに違いない。 そして迎えた、勝負の2014年。 庄司は春季キャンプで、1軍メンバーを意味する沖縄キャンプ帯同が決まった。 が、2軍メンバーには「主力級」の梵がいることからも、アピールができない若手は入れ替わりが行われることは明らか。 特に本職が梵と同じ庄司は尚更。 まさに「究極の生き残り合戦」である。 勿論キャンプでアピールし、同時にオープン戦でアピールができれば「究極の生き残り合戦」を生き残ることが出来る。 が、生き残ることが出来なければ、1軍への高い壁を登ることが出来ないだけに留まらず、2015年にプレイできる可能性も低くなるだろう。 さあ庄司隼人、お前は生き残ることができるのか。 スポーツ魂!!はそんな「生き残り合戦」に参戦する庄司をキャンプから追いかけていきたいと思う。 そんな、庄司隼人にとっては「究極の生き残り合戦」である春季キャンプは、2月1日の土曜日からスタートする。

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